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解決のための一つのアプローチとして「FOA(Flow Oriented aproach)」の考え方や、ユーザーの取り組み事例、変化・変動に強いシステム構造と環境について学び、考えます。
日時 |
2015年2月6日(金) 13:00-16:50 |
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講師 |
奥雅春 氏 岡山県出身、1973年長崎大学工学部電気工学科卒業、ブリヂストン入社。技術センターや工場において、一貫してタイヤの生産および製造技術の開発運用面に従事。1989年から買収直後のファイヤストーン社(米国アクロン)に派遣、以後20年にわたってブリヂストン流のものづくりによる買収先の立て直しと、ブランド価値の向上に奔走。2002年からは取締役常務執行役員(生産および生産技術管掌)として経営に参画、2007年ブリヂストンサイクル代表取締役会長を兼任。退任後2010年から大学で経営と情報に関する研究、講義を行う。現場の苦労から生まれたシステム構築コンセプトFOAを提唱し、普及に尽力。東京大学経済学研究科モノづくり経営研究センター特にン研究員を経て、現職に至る。 山根宏輔 氏 (株式会社小松製作所(コマツ) 執行役員 情報戦略本部長 ) 1981年コマツ入社以来、経理財務畑を中心に歩んできた。コマツの損益計算や連結決算のシステム再構築、米国半導体製造装置メーカーとのジョイントベンチャー出向、コマツアジア駐在、本社の広報IR部長と、異なる環境、地域で幅広く経験を積み、2008年4月からシステム部門長の職にある。これまで自身がサービス提供を受けてきたシステム部門を、ユーザー目線と経営視点で変えていくのが、今の情報戦略本部長としての役目である。 織田孝司 氏 (株式会社オンザマーク エグゼクティブ・マネージャー ) 富士通(株)のSEとして製造、流通業のお客様を中心にサポートするフィールドSEとして汎用機におけるシステム構築、オープンシステムのインフラ構築、アプリケーションの開発(オフショア開発含む)、汎用機のオープン化、等数多くのシステム開発を実施。 2002年に(株)荏原製作所に移り、情報部門のテクニカル面の責任者としてデータセンターの建設、荏原グループネットワークの構築、荏原グループ共通情報基盤の構築、ポンプ試験システムの構築等を手掛け、2010年よりIBM汎用機のオープン化を実施。 2014年3月末荏原を退社し現在に企業システムのアドバイザーとして活動、また、IPA、JUAS,東大ものつくりIT研究会等で活動。 |
参加費 |
JUAS会員/ITC:22,000円 一般:28,080円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】 |
会場 |
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対象 |
業務システムの企画・設計ご担当の方/業務の企画・推進ご担当の方 中級 |
開催形式 |
事例講演 |
定員 |
37名 |
取得ポイント |
※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント) |
ITCA認定番号 |
申請中 |
ITCA認定時間 |
3.75 |
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「グローバルな販路、製造環境は毎日のように何か変化する」「新商品が競争相手から登場してくる」など現在の経営は変化に迅速に対応する力が必要とされています。しかしITを使ってシステムを作るとなると、アジャイル手法などで対応したとしても、ある程度の開発期間が必要となります。
環境の変化を素早くキャッチし、迅速な対応が可能となるシステムは、要件を言われてから作るのでは遅いのです。予め工場や販売店などから情報を流し込んでおき、必要時に必要な情報を取り出す仕組みが必要な時代になりました。
では変化・変動に強いシステム構造と環境を提供し、経営判断のスピードアップ、現場改善、組織力の強化を支援するためには、どのように組織や情報・ルールのマネジメントを捉え直し、ITの構造や環境、考え方に落とし込んで行けばよいのでしょうか。問題が起きてからシステムを作るのでは問題解決が遅れてしまいます。今回ご紹介するFOAはそのような時代の要請に応えるために準備された仕組みです。
「言われてから作る」から「予めできるだけ予想される問題に対して情報提供を準備する」仕組みが、このFOAであります。従来のシステム作りとは一線を画すこのFOAの真髄を会得していただくためにこのセミナーを企画し3年越しの折衝の末今回実現にこぎつけました。
ものづくり現場に限らず、「決まった手順をいかにスピーディにこなしていくか」から、「手順の決まっていない未解決分野をどのようにしてかつ最適かつスピーディにマネジメントしていくか」に苦心しておられる業務部門の方やIT部門の方のヒントとして必見です。
<内容>