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システム運用の二極化リスクマネジメント (4119037)

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システム運用の二極化リスクマネジメント
~SoR(基幹システム)とSoE(DX向けシステム)で、リスク対策が違う!全体を見ているIT運用部門だからこそ提案できることがある!~

☆本講座の特徴☆
1.システム二極化の現状と課題を把握できる。
2.二極化リスクに対する具体的なリスクマネジメントの手法について習得できる。
3.提案型IT運用部門になるためのノウハウを、豊富な事例とケーススタディで習得できる。

日時

2019年11月21日(木) 10:00-17:00

カテゴリー

IS運用専門スキル

講師

中谷英雄 氏
(株式会社ピーエム・アラインメント 取締役 ビジネスコンサルティング部長 )
PMI認定PMP
2013年 米国PMI最優秀教育プロバイダー認定
スクラムアライアンス認定スクラムマスター(CSM)
プロダクトオーナー(CSPO)

 <略歴>
1.BIPROGY(旧:日本ユニバック)(1983年~)
2.三井住友信託銀行(旧:三井信託銀行)(1990年~)
3.ピーエム・アラインメント(2006年~現職)
• 主に金融IT大規模プロジェクトのPMO支援に従事。
• その後大学院でデザインマネジメントを学び、社会課題の解決、金融商品の開発等でデザイン、アート、顧客体験等を活用。
• 現在、新事業創出、デザイン戦略、イノベーションとDX推進に関わる諸テーマを中心に、コンサルティング活動、教育活動を展開している。

<研究会活動>
・PM関連:PMIJ会員(アジャイルPM研究会会員、プログラムマネジメント研究会会員)
・イノベーション関連:JUAS(イノベーション研究会会員JIIP3)
PMIJ会員(ソーシャルPM研究会)
・震災復興関連のNPO向けに、イノベーションプロセスの活用支援展開中

<PM関連書籍著>
監修 PMI 日本支部 「PMツールの実践的活用」プロジェクト 
翻訳メンバー PMIプログラムマネジメント標準 第2版

参加費

JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

IT・運用部門(現時点でSoRの運用担当の方も、既にSoEの運用担当の方も)、プロジェクトマネージャーの方、情報システムグループ会社の方。中級

開催形式

講義、グループ演習

定員

25名

取得ポイント

※PMP資格取得者の方へPDU取得修了書、これからPMP資格を目指す方には、
「受講証明書」を発行いたします。7PDU取得(スキルエリア:テクニカル)
※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

ITCA認定時間

6

主な内容

システム運用の二極化リスクマネジメント
~SoR(基幹システム)とSoE(DX向けシステム)で、リスク対策が違う!全体を見ているIT運用部門だからこそ提案できることがある!~

☆趣旨☆
ITでビジネス変革を起こす、デジタルトランスフォーメーションの時代です。新しいビジネスチャンスをつかむためにスピーディーな対応が求められるSoEと、従来からの高品質で安定稼働が求められるSoRの二極化したシステムが存在し、その両方の運用がIT・運用部門に求められています。つまり、リスクも二極化しているため、対策が違うのです。
今回は、二極化リスクの現状を把握し、それぞれのケースに対してどのような視点で、具体的にそれぞれ運用リスクマネジメントしていくべきか、講義とケーススタディを中心に研修いたします。

 また、全体を見ているIT・運用部門だからこそ提案できることがあります。チャレンジすることも大きなリスク回避になります。守りから攻めの運用に改革するために、まずは、二極化リスク対策を行い、どのように、運用の視点でのリスクマネジメントを浸透させていくか、その具体的方法も研修いたします。武装化して、企業に改革を起こしましょう!
 
プログラム(サンプル) 本講座で取り上げる事項
(サンプル)
一章:リスクマネジメントの動向変化を探る
(1)世の中で今、何が起きているのか?
(2)従来のリスクマネジメントが通用しない現実
(3)現在のリスクマネジメントに求められる論点

二章:フレームワークを定義
(1)リスクマネジメントプロセス
(2)リスクの定義
(3)リスクマネジメント計画を策定
 
三章:リスク分析
(1)リスク識別
(2)リスク識別のツールと技法
(3)リスク標準モデル
(4)定性的リスク分析
(5)リスク予防策
(6)コンティンジェンシー計画
 
四章:リスク管理
(1)リスク監視 とコントロール
(2)リスク監視とコントロールの留意点
(3)定期的なリスク会議の進め方
(4)リスクの態度を理解する
 
ケーススタディ:(グループ演習)
問題1:
事業部門が内製で始めたクラウドシステムが本番稼働を初めて、情報セキュリティ上の問題が発生した、IT部門の責任者は、どうリスクを特定し、IT部門を巻き込む必要があるか、リスク事象、リスク原因、対策を発表して頂きます。

問題2:
IT部門のセキュリティ責任者として、重大なリスクが顕在化している事を認識した上で、どう社内全体を巻き込んで対策を推進するか、発表して頂きます。

問題3:
企業の存続に影響を及ぼす損害を受けた事実を基に、改めて、SORシステム(生産性・品質)とSOEシステム(創造性)の運用にどう関与していくべきか、その実現に向けて、CIO、経営層へ適切な提言を発表して頂きます。

五章:デジタル時代のIT部門に求められる役割とリスクマネジメント
(1)SOEシステム とSORシステムのリスクマネジメントの相違
(2)IT部門は、事業部門の内製化にどこまで踏み込むべきか?
(3)踏む込む上で、必要な事は何か?
(4)改めて、IT部門の役割とあなたの役割は何ですか?
 
参加者同志と講師の直接討論会
<第一章>
従来のリスクマネジメントが運用しない現実
(デジタルイノベーション、SOE VS SOR)
スピード、透明性、全員参加、組織的な準備
 

<第二章>
ITIL V3におけるリスクマネジメントプロセス
PMBOKのリスクマネジメントプロセス
リスクの投資評価手法

<第三章>
リスク識別の各手法
リスク標準モデルとその活用
リスクコンセプトマップ他
 
リスク事象、要因、影響、総損失額、予防策、コンティンジェンシーの関係
 
<第四章>
 何故、監視とコントロールが必要なのか?
リスク会議を具体的にどう進めるのか?
何故、担当者から、リスクが挙がってこないのか?
リスクが挙がる、挙がらないは、何に依存するのか?
 
 
<ケーススタディ>

・事業部門からIT部門へのSOEシステムへの関与の要請にどう応えるか?


・経営層を巻き込んだ、リスクエスカレーションをどう実現するか?



・IT部門は、事業部門主導のSOEシステムにどこまで関与すべきか? 
・その実現に向けて、今後、IT部門として何ができるか? その実現に向けて、経営層をどう巻き込むか?

<第五章>
・SOEシステムのリスクマネジメントで問われるスキルは?
・なぜ、人と組織は変わらないのか?
・それを理解した上で、IT部門として事業部門に踏む込む意義はあるのか?
・改めて、今後のIT部門の役割、存在意義は如何に?

◆過去参加者の声◆
・リスクマネジメントプロセスがよく理解できた(重工業)
・講師の説明が非常にわかりやすく、今運用部門が何をすべきか腹落ちした(不動産)
・リスク管理をプラスに変えていくことを念頭に入れておきたい(製造)
 
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