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大規模システム再構築の勝利のセオリー (4119074)
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老朽化した企業システムの再構築が急務となっていますが、大規模システム再構築の失敗事例が後を絶ちません。大規模密結合システムの限界が見えてきた今日、企業システムは疎結合アーキテクチャへの転換が求められています。本セミナーでは、リスクを最小化しつつ段階的にアーキテクチャの転換を図る実践的再構築手法について学んでいきます。
日時 |
2019年8月30日(金) 10:00-17:00 |
カテゴリー |
IT基盤構築・維持・管理専門スキル |
講師 |
中山嘉之 氏 (株式会社アイ・ティ・イノベーション シニアコンサルタント、元 協和発酵キリン 情報システム部長 ) 1982年より協和発酵工業(現、協和発酵キリン)情報システム部で30年間社内システムの構築に携わる。
メインフレーム~オープン~クラウドとプラットフォームが変遷する中、14の社内アプリ構築でDBモデラー兼PMを務める。
2005年~は部門長兼ITアーキテクトとして活動し、2010年にエンタープライズ・データHubを中核とする疎結合アーキテクチャの完成に至る。2013年1月よりアイ・ティ・イノベーションにてコンサルティング活動を開始し、同年7月よりビジネステクノロジー戦略部を立ち上げる。近年、スパゲッティ&サイロ化した巨大システムを美しく整理されたデータ環境に徐々に移行してゆくモダナイゼーション手法を確立。既存システムの運用を妨げることなく緩やかに移行する様は現代の都市計画に酷似。仕事のモットーは”直観を大切にしたアーキテクトたれ”。これからもユーザ企業目線を大切にし、ベンダー中立にこだわり続ける。
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参加費 |
JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】 |
会場 |
一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階) |
対象 |
・基幹系システムの再構築を検討されている方、悩まれている方
・度重なるシステム改修でシステムがカオスになってお困りの方
・自社のシステムの今後のアーキテクチャ策定に悩まれている方
・ユーザー企業情報システム部門の次世代像に興味のある方
・上記に関心のあるユーザー企業IT企画担当、SIベンダー担当者中級 |
開催形式 |
講義 |
定員 |
36名 |
取得ポイント |
※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント) |
ITCA認定時間 |
6
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主な内容
1 今後の企業システムの課題
・これからの企業システムへの要請
・エンタープライズはどこへ向かうか
・大規模システム再構築の課題
・大規模システム再構築の手法
・”メープルシロップ型“とは
・エンタープライズ・データモデリング
2 都市計画型による再構築
・アーキテクチャ不在のスパゲッティ&サイロ化
・データ連携におけるピアtoピア、データHUB経由
・データ中心エンタープライズアーキテクチャ
・データHUBの設計手順
・マスター・データHUB
・システム間トランザクションはI/Fを標準化
・トランザクション・データHUB
・トランザクション・レコードの汎化例
3 リポジトリーを活用したシステムのホワイトBOX化
・REPOSITORYの重要性
・HUB実装REPOSITORY
・セントラルREPOSITORY
・セントラルREPOSITORYのメタデータモデル
4 再構築の過程における緩やかなアーキテクチャ転換
・AMO(Architecture Management Office)の設置
・段階を踏んだモダナイゼーションのシナリオ
・MDHによるマスタ一元管理環境の実現
・ダウンサイズ時のマスタHUBの役割
・TDHによるトランザクション一元管理環境の実現
・データHUBでの新旧コード、フォーマット変換
・データHUBによるクラウド統合
・エンタープライズ疎結合アプリMAP(最終形)
5 次世代情シス部門のあるべき姿
・次世代企業システムの開発手法(アジャフォール)
・次世代企業システムのリリース形態(DEVOPSなど)
・次世代情報システム部門のケイパビリティ
・次世代情報システム部門の組織体制(理想像)
・次世代情報システム部員のあるべき姿