-企画・投資の価値を説明する全てのプロジェクトマネージャー 向け-
投資と要求に合ったITプロジェクトの見極め方
本コースの学習目標は、主に以下の4つを理解することです。
1)ビジネス戦略とIT戦略のリンケージの重要性を理解し、実現する具体的な手法を習得する。
2)IT投資をベースに、成功とはどのように測定するのか、具体的方法を習得する。
3)IT活動の成果を超えて、市場・社会への変化の影響(インパクト)の測定方法を習得する。
4)プロジェクトの優先順位付け、プロジェクト撤退の客観的な説明方法を学ぶ。
5)プロジェクトの上に存在する上位フレームワークを理解し経営が要求する全体観を身に付ける。
日時 |
2020年2月19日(水) 10:00-18:00 |
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カテゴリー |
IS戦略策定・IS戦略評価・IS企画・IS企画評価 IS戦略実行マネジメント・プロジェクトマネジメント専門スキル |
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講師 |
中谷英雄 氏 |
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参加費 |
JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】 |
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会場 |
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対象 |
プロジェクトマネージャー、プロジェクトマネージャーの上級を目指す方、IT企画の方など中級 |
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開催形式 |
講義、グループ演習 |
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定員 |
25名 |
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取得ポイント |
※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント) |
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ITCA認定時間 |
7 | |
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成熟した投資価値の最適化を実施している企業は、そうでない企業に比べ、プロジェクトの目標を実現する確率は1.6倍、プロジェクトにおいて目標ROIを達成する確率は3倍である(ボストンコンサルティンググループの調査結果(2016年)より)と報告されています。
これからのIT部門は、競争力のある差別化システムを作るため、「QCD、SLAの達成」から、企業が継続して成長していくために立てられた「組織戦略と価値創造達成」に更に視点をあげ、どう実現すべきか戦術が問われています。そして更に、ビジネス戦略に沿ったIT戦略へのIT投資が、企業に更には社会・市場へどのような貢献・変化の影響を与えていくか、測定し明示することが求められています。
IT組織の現場で良く聞かれる話は、「皆が、残業をして良いことをやっているのは分かるが、ITの成果や変化が見えない」「自分達の活動(プロジェクト、サービス、ソリューション)が生み出した企業への貢献、市場への変化(インパクト)を説明できない」です。多くのIT組織が、「ビジネス戦略からIT戦略へのリンケージと成果・評価が見えない」「自分達のIT組織は何を達成しようとしているのか?」「活動の成功とはどのように定義、測定されるのか?」という問いに十分に答えられていません。
このセミナーでは、まず、提示されたビジョン・ミッション、戦略目標を解釈した上で、活動(プロジェクト、サービス、ソリューション)から生み出される成果、インパクトの関係性の説明、及び、測定指標の提示方法までを、枠組み(フレームワーク)を用いて、作成する方法を学びます。また、その価値提案を経営に説明する方法を習得して頂きます。また、参加者とのグループ演習を通し、より理解を深めていただける構成になっています。
「IT組織の活動(プロジェクト、サービス、ソリューション)の成功とはどのように定義、測定されるのか?」「どうしたら、活動を止められるのか?」などプロジェクトマネージャー、その上級を目指す方、IT企画・開発・保守・運用の改革担当の方など必見の講座です。ぜひ、ご参加ご検討ください。
<過去参加者の声>
・経営に対する説明方法、フレームワークを学べ、非常に良い題材で実践的な内容だった。(製造業)
・実際にプロジェクトを決行するか、撤退するかの判断をすべき立場にあり、理論的で理解が深まった。(建設)
・事業環境が厳しい中、これまでのマインドのままではダメであるという考え方と、何をすべきか刺激をうけた(製造業)
・ワークショップを通じて理解が深まる仕組みになっており、実務に即役に立つ。(製薬)
・難しいテーマにもかかわらず、講師の説明が分りやすかった。(IT系)
プログラム | 本セミナーで取り上げる事項 |
1章.社会を取り巻く環境の変化 (1)CSVは、新たなイノベーションと捉える (2)社会的価値 VS 経済的価値 (3)ソーシャル・インパクト評価の重要性 (4)IT投資要求に対する経営の不満 (5)現状のQCD、SLAではビジネス貢献は測れない 2章.投資要求に合った価値連鎖の説明 (1)投資要求に対する説明に関する現状認識 (2)企業におけるインパクト測定の狙い (3)インパクト創造サイクル (4)インパクト測定計画作成手順 (5)インパクト測定計画 事例紹介 <演習1> 3章.インパクト測定計画を用いて、価値創出を説明する (1)主要なインパクトを特定する (2)一次インパクトを洗い出す (3)二次インパクトを洗い出す (4)ベネフィットマップを完成させる (5)測定データ収集計画を作成する (6)経営者に、価値提案を説明する 4章.選択と集中、投資価値の最適化方法を体得する (1)ポートフォリオの基本的な考え方 (2)様々な優先順位付け方法の紹介 <演習2> プロジェクトの優先順位付けの根拠を論理的に説明する <演習3> プロジェクト撤退の理由をステークホルダーに論理的に説明する 5章.ITポートフォリオ事例紹介 6章.ポートフォリオマネジメント(フレームワーク)の組織適応は変革が伴う |
<1章> ・CSRからCSVへ ・企業が、社会的価値を追求する事の意義 ・ソーシャル・インパクトとは? ・経済産業省の報告から日本の現実を読み解く ・46.9%の経営者は、IT投資に不満である ・経営上層部からの本質的な要請を理解する <2章> ・価値ロジック検証の以下の要素の違いを理解 1)インプット(投入) 2)活動(プロジェクト、サービス) 3)アクトプット(結果) 4)アウトカム(成果) 5)インパクト ・ベネフィット ・ベネフィットマネジメント ・成功は、どのように測定するのか? ・インパクトを大きくするには、どうすれば良いのか? <3、4章> ・投資価値最適化の重要性を理解 ・ステークホルダーにプロジェクト優先順位付けの根拠を示す ・合理的手法のメリットと限界を理解する ・多くの選択肢にどう応えるか? ・投資委員会のメンバーと、経営的視点を体得する ・合理的手法を活用する価値を見出す ・何故、日本のプロジェクトは、中止が出来ないのか? ・徹底、中止の意思決定の考慮事項とは? <5章> ・IT投資委員会を新設 ・ITポートフォリオの実践、その他 <6章> ・何故、変革は失敗するのか? ・ポートフォリオマネジメントの推進にどう立ち向かうか? |