TOP > オープンセミナーを探す > USDM・仕様が漏れない要求仕様の書き方と実践事例講座

USDM・仕様が漏れない要求仕様の書き方と実践事例講座 (4119307)

□このページをPDFダウンロードする

◆◆USDM・仕様が漏れない要求仕様の書き方と実践事例講座
  ~USDM:Universal Specification Describing Manner~◆◆

◆本講座の特徴◆
1.使えるシステムへの成功の鍵「漏れのない要求仕様」をかけるUSDM表記法を学べる!
2.USDMのさまざまな実践事例をご経験の講師による、講義と豊富な事例演習で学べる!
3.実習とグループディスカッションで、より理解が深まる!
4.USDMを学ぶと…
・漏れの無い要求仕様書が書ける。・仕様化作業の生産性データが取れる。
・仮説見積もりができ精度が上がる。・的確な業務改善、業務指示できるようになる。
など様々な問題解決につながる、使える!

日時

2019年10月30日(水) 10:00-17:00

カテゴリー

IS導入(構築)・IS保守専門スキル

講師

梶本和博 氏
(株式会社エクスモーション コンサルティング部 シニアエキスパート )
1975年からソフトウェアの世界に入り,オンラインシステムにおけるソフトウエア開発に携わる。
1980年半ばに組み込みシステムの世界に転じ、この頃清水吉男氏と出会う。ページプリンタの黎明期からオンラインパブリッシング向けプリンタの企画・開発を経て1995年ソフトウエア品質の世界へ。
2000年代初期に、ソフトウエア開発設計時代に遭遇したCMMに関りソフトウエアプロセス改善にも取り組む。
ソフトウエア品質・プロセス改善の傍ら1990年代後半から清水氏のコンサルティングやセミナーを企画、「QCD達成」に向けての技術やUSDM・XDDP・PFDを社内に啓蒙。
2000年代半ばから社内ソフトウエアプロセスコンサルタント・ソフトウエアプロセスアセッサーとして自ら活動今に至る。
2010年の派生開発推進協議会(略称AFFORDD)設立に関り、派生開発の技術の発掘と普及活動に参画。
 

参加費

JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

ソフトウェア設計のご経験が少しでもある方
ユーザー企業やベンダー企業にて情報システム開発に携わる、管理者、担当者、プロジェクトマネージャー初級

開催形式

講義、グループ演習

定員

25名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

特記

エクセルのインストールされたパソコンをお持ちください。(演習にて利用)
持込が難しい場合は、事務局へご相談ください。

ITCA認定時間

6

主な内容

◆タイトル◆
 USDM・仕様が漏れない要求仕様の書き方と実践事例講座
 ~USDM:Universal Specification Describing Manner~

◆趣旨◆
プロジェクトの成功の秘訣は、漏れや矛盾のない要求仕様書の明確化にあることは、各種の調査結果で報告されています。しかし「何をどのように書けば良いのか」を具体的に記述したガイドはほとんどありません。

そのため、後工程で不具合として発見され、納期遅延、品質低下につながってしまいます。つまり上流工程で、自らの「要求」を確認し、要求を実現する「仕様」として表現していく必要があります。今回ご紹介するUSDM(Universal Specification Describing Manner)は、以下の特徴を持っています。

1.必要な機能、必要十分な要件を記述する際には、「要求」と、要求を実現する「仕様」に加えて、「理由」を必ずつける。
  このことによりなぜこの要求が必要になるのかがより一層明確になる。
2.要求機能が要件定義にどのように展開されたのかが、系統的にフォローでき、開発だけでなく保守作業にも引き続き活用できるので、機能のトレーサビリティが確保できる。
3.EXCELを活用して機能、非機能を詳細に定義できるので、従来どのベンダーも出来なかった仕様変更回数などが簡単にカウントでき仕様変更率のマネジメントが可能になる。
4.組み込み系でもエンタープライズ系でもどちらでも活用できる。

 USDMを活用したプロジェクトにて、品質が向上し成功率がアップしたとの声が多数聞かれております。
 今回は、要求仕様の問題点を把握し、USDMの具体的な表記法、要求を仕様化する際の考え方について、USDMを活用し多数のプロジェクトにて実践されております講師より、事例講義とマシン演習を交えた講座をご用意させていただきました。ぜひご参加ご検討ください。
■開発現場における要求開発の現状
 要求開発は開発工程の最上流にあるため、要求開発の段階で混在したヌケモレや矛盾は、後の工程にそのまま引き継がれてしまいます。 しかし、多くの開発現場では、要求開発よりも実際にものを動かすことに注力しているのが現状です。その結果、要求開発で混入した問題は、テスト工程で不具合として発見され、多くの手戻りを引き起こします。そして、問題に対する場当たり的な対応は品質の低下を招き、最終的に生産性の低下へと連鎖してしまうのです。たとえ最新の開発技術を使ったアーキテクチャを導入したとしても、要求開発の不備が引き起こす問題を解決することはできないでしょう。

■USDMとは?USDMで何ができるのか?
 USDMは要求の階層構造の中で仕様を効果的に抽出する方法です。下図のような流れで実施される要求開発過程の 「要求獲得」「要求分析」において関係者と合意した「要求」と、その要求を満たす「仕様」を、階層で表現し、要求には「理由」を記述します。階層化することで、それぞれの階層毎にチェックすることが可能となり、ヌケモレの発見につながります。また、要求を「振る舞い」で表現し「理由」を付けることで依頼者の思いとのずれを解消します。振る舞いの「動詞」に着目した 「仕様」を具体的に記述することで、矛盾などの問題発見につなげることができます。
 
            

  しかし、いざUSDMを作り始めると、各階層の抽象度や要求の粒度をどれくらいにするのか、仕様をどの程度詳しく記述するのかなど、悩みは尽きません。これらの問題には“唯一の正解”は存在せず、対象製品の特性やプロジェクトにかかわるメンバーによって記述は変化します。実際に作ってみて、改良しながら良いものにしていくことになります。そのため、さまざまなタイプのUSDMを作成した“経験“がものをいいます。
 

■講義内容
 本コースでは、要求開発の全体像とUSDMの作成ポイントを理解したうえで、USDM作成のミニ演習実習と講師のレビューを通じて実践的に学ぶことができます。講義では、USDMを使ったプロジェクトの事例なども紹介いたします。
 



■特記:エクセルのインストールされたパソコンをお持ちください。ご不明点は事務局までご相談ください。
 


◆過去参加者の声◆
・要求分析が漏れなくできる手法だと改めて感じた(サービス)
・USDMを実践する上で、非常に有益なコツを学ぶことができた(製造)
・要求と仕様について、整理することができた(サービス)
・仕様漏れを防ぐ重要なエッセンスを理解することができた(IT)

 
トップページへ戻る