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WBS作成の技術 (4120211)

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PMBOK(R)の普及に伴ってWBSという言葉は急速に広まりつつありますが、いまだにその作成は、「経験と勘」や「先輩が残したスケジュール表の見直し」といった手法に頼るしかない、という現場が数多く見られます。本セミナーは、プロジェクトを管理可能なものにするための基礎中の基礎である、WBS作成の技術を体感・体得していただくために企画いたしました。「WBS」の本当の力を、その基本原理に立ち返って改めて胎に落とし、演習を通じて体得して下さい。

日時

2020年10月30日(金) 10:00-17:00

カテゴリー

IS戦略実行マネジメント・プロジェクトマネジメント専門スキル

講師

三輪一郎 氏
(株式会社プライド  取締役常務執行役員 シニア・システム・コンサルタント )
1989年、株式会社プライドに入社。後にV字型アプローチの原型となった情報システム・エンジニアリング方法論の普及に努め、システム・ライフサイクル管理の標準化支援並びに上流工程のコンサルティングを行う。2005年には内閣府CIO補佐官を務めた。
*プライド社の新しい情報化方法論「AxSEM®」はこちらです。
教育コースの開発と講師も数多く担当。現在は青山学院大学の非常勤講師として社会人向け講座ADPISA(青山・情報システムアーキテクト育成プログラム)でも講義を担当している。PMP、ITコーディネーター。
・著書
「データ経営が日本を変える!」(共著、JUAS:2022)
「Web世代が知らないエンタープライズシステム設計」 (共著、日経BP:2022)
「はじめての上流工程をやり抜くための本」(翔泳社:2008)
「SEのための26の交渉テクニック」(翔泳社:2004)
 

参加費

JUAS会員/ITC:33,800円 一般:43,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

プロジェクトの実行計画立案に携わる方。10名以上のチームを率いる立場の方。
WBSについて、基礎からスケジュール化まで体系的に学ばれたい方初級

開催形式

講義、グループ演習

定員

15名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

ITCA認定時間

6

主な内容

PMBOKの普及に伴って“WBS”という言葉は急速に広まりつつありますが、いまだにその作成は、「経験と勘」や「先輩が残したスケジュール表の見直し」といった手法に頼るしかない、という現場が数多く見られます。

WBSはもちろん、Work Breakdown Structureの略ですが、その本質はあまり理解されていません。Workとは何を指すのか、Breakdown の観点は何か、プロジェクトを通じて保持すべきはどんなStructureなのか。これらの概念を基礎から理解した上で適用しないと、“WBS”を作成していることにはならないのです。

本セミナーは、プロジェクトを“管理可能なものにする”ための基礎中の基礎である、“WBS作成の技術” を体感・体得していただくために企画いたしました。 “WBS”の本当の力を、その基本原理に立ち返って改めて胎に落とし、演習を通じて体得して下さい。

            
◆主な研修内容:
 <本セミナーのポイント>
・WBSとは何か。WBSとスケジュール表の違い。その関係。
・「3つのWork(プロダクト、サービス、リザルト)」を構造的に分解する「2つのアプローチ」
・対象物の構造と構築の工程に基づいてWBSを展開するための基本的な考え方
・テーラリングの意義:なぜテーラリングが必要なのか。テーラリングの意義と原理原則
・企業の開発標準の構造と構成の再認識。実プロジェクトへ適用(テーラリング)する際の観点
・ブレークダウンの過程での構造の変化に着目した段階的詳細化と、共通部分を考慮した切り出し
・WBSからワークパッケージ、アクティビティ、タスク、マイルストーンを設定する手法
・変更管理要求とその対応に基づくWBS運用の方法
・考慮すべき観点の変化に着目した、組み上げ過程での注意点

<研修内容>
■“WBS”と“プロジェクト”
1.WBSに期待されること(一般的な事例と問題点)
2. プロジェクトマネジメントプロセスにおける“WBS”
3.“Work”とは、“Breakdown”とは、“Structure”とは 
4.標準工程とテーラリング

■Workのタイプと構造化(テーラリング)のアプローチ
1.3タイプのWork
2.5つのWBS要素
3.「A領域:リザルト型」Workの構造化
4.「C領域:サービス型」Workの構造化
5.「B領域:プロダクト型」Workの構造化
6.「横断的要素」と「プロジェクト管理型」Workの構造

■構造の認識に基づくWBS展開
1.唯一の構造物を定義する 
2.開発対象の構造に基づくWBS展開:WBSからワークパッケージへ
●演習①: 「構造×工程」によるワークパッケージ抽出
3.段階的詳細化:構造の詳細化/作業の詳細化
4.工程が進むごとに変化する、詳細化の着眼点

■WBSからスケジュールへ
1.ワークパッケージからスケジュールへ
2.4つの見積り:工数/工期/コスト/プライス
3.体制の検討と山積み/山崩し
●演習②:ワークパッケージからスケジュールへ
4.マイルストーンの設定と運用
5.変更要求への対応

■まとめ:プロジェクトマネジメントの基盤としてのWBS

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