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属人性を排除した「保守」の効率化と価値を生む「改修」へのプロセス改革 実践と事例講座 (4121130)

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現在のソフトウェア部門の業務は、新規開発や長い期間をかけるいわゆる開発よりも、既存のソフトウェアを活用した「改修」や「保守的な開発」が多いのが現状です。そもそも、「保守」・「改修」は、新規開発等とは大きく異なる作業が存在します。「保守」「改修」のスペシャリストとして人生を捧げている講師より、講義と演習を通して学ぶ講座をご用意いたしました。

日時

2021年11月17日(水) 10:00-17:00

カテゴリー

IS導入(構築)・IS保守専門スキル

講師

馬場辰男 氏
(ソフトウェア・メインテナンス研究会  幹事 )
・1977年 資源・エネルギー会社のIT子会社(現株式会社NTTデータCCS)に入社し、 
 石油資源探査システム、金属資源探鉱システム等の開発、数値解析業務に従事
・1997年 同社科学技術システム事業部科学環境システム部部長
・2002年 日本規格協会 JIS X0161(ソフトウェア保守)原案作成委員会委員
・2008年 日本規格協会 JIS X0161 ソフトウェア保守プロセス(SMT)委員会委員
・2008年 株式会社NTTデータCCS 執行役員・科学ソリューション事業本部本部長
・2014年 株式会社NTTデータCCS 顧問
・2016年 株式会社地圏環境テクノロジー 顧問およびITコンサルタント(個人事業主)
第1種情報処理技術者、ISMS主任審査員、QMS主任審査員
 

参加費

JUAS会員/ITC:33,800円 一般:43,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

保守・改修にかかわる、情報システムグループ会社管理者、システムインテグレータ管理者の方など、「保守・改修」で攻める組織になる改革推進の方中級

開催形式

講義、グループ演習

定員

15名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

ITCA認定時間

6

主な内容

■受講形態
会場のみ(オンラインなし)【Co-lab-po(2 階会議室)施設利用にあたっての取り組み】
■テキスト
当日配布

本コースの特徴
(1)属人性を排除した「保守」の効率化ノウハウを習得(業務効率化、生産性向上、コストダウン)
(2)更に価値を生む「改修」への仕組みノウハウを習得(考える・提案する組織改革、人財育成改革事例)
(3) ISO/IEC/IEEE14764(JIS X0161)をベースに、広義の保守(「改修」を含む)作業の理解を深める
(4)「保守」「改修」に関わる技術者の評価方法を習得
(5)業務改善計画書を作成し、自社に持ち帰れる

現在のソフトウェア部門の業務は、新規開発や長い期間をかけるいわゆる開発よりも、既存のソフトウェアを活用した「改修」や「保守的な開発」が多いのが現状です。
そもそも、「保守」・「改修」は、新規開発等とは大きく異なる作業が存在します。
既存システムの把握、既存システムの品質のレベル、構成要素間の複雑度、整合性 等々に応じた整合性の確保等が必要となります。
その作業には難しさを伴うことが多いにもかかわらず、保守用のプロセスや体制が未整備で、担当技術者の努力に頼っているのが現状です。
難しさを共有できず、技術者頼りにしていると、モチベーションの低下にもつながり、 「保守」・「改修」での重大事故の恐れも高くなります。
特に「改修」の作業効率化により、より低コスト・短期間で既存ソフトウェアの価値を高めることができるため、効率化に向けた仕組みからの改善が大切になります。

そこで今回は、「保守」・「改修」について
1.「保守」・「改修」を含む広義の保守とは(ソフトウェア保守規格を参照)
2.属人性を排除した「保守」の効率化ノウハウ(業務効率化、生産性向上とコストダウン)
3.更に価値を生む「改修」への仕組みノウハウ(考える・提案する組織改革、人材育成改革:事例)
4.「保守」・「改修」に関わる技術者の評価方法
5.業務改善計画書作成
について、「保守」「改修」のスペシャリストとして人生を捧げている講師より、講義と演習を通して学ぶ講座をご用意いたしました。

「保守」・「改修」にかかわる、情報システムグループ会社管理者、システムインテグレータ管理者の方など、「保守・改修」で攻める組織になる改革推進の方、ぜひご参加ください。


◆内容・スケジュール◆
1.ソフトウェア保守の定義について
・ソフトウェア保守の国際規格ISO/IEC/IEEE14764の定義
・「保守」「改修」は広義のソフトウェア保守の仲間
・広義のソフトウェア保守の多様性
・広義のソフトウェア保守の現状(JUAS調査より)

2.「保守」「改修」のプロセスとは
・同国際規格のソフトウェア保守プロセスとは
・ソフトウェア保守プロセスの詳細
・「保守」も「改修」もプロセスは基本要素は同じ

3.「保守」「改修」のコスト構造について
・「改修」見積の事例演習(個人⇒グループ⇒全体)
・新規開発のコスト構造との相違点の整理

4.属人性を排除した「保守」の対応ノウハウとは
・積極的な維持する保守(維持保守)とは
・積極的な維持保守の効果
・積極的な維持保守の対応事例
・維持する保守の対応ノウハウ(演習)

5.更に価値を生む「改修」の効率化ノウハウとは
・ソフトウェアの価値の考え方
・ソフトウェアの価値を変化させる要因
・急激な変化に対応する「改修」対応に必要な要素
・プロアクティブエンハンスとは
・プロアクティブエンハンスの効果
・プロアクティブエンハンスの効果的な進め方
・プロアクティブエンハンスの対応事例

6.「改修」の効率化を更に進める仕組みとは
・「改修」の効率化を更に進める要件とは
・「改修」効率化を考える・提案する組織改革とは
・目指す組織改革事例
・「改修」効率化を実現できる人材育成改革とは
・広義のソフトウェア保守に求められるスキル
・広義のソフトウェア保守に求められる能力
・目指す人財育成のポイント

7.「保守」「改修」に関わる技術者の評価方法
・ソフトウェア保守技術者の認定試験とシラバス事例
・事例シラバスは世界的な保守研究を取入れ
・認定試験問題と評価の事例
・認定試験問題解答とフォローアップ演習

8.業務改革計画概要の作成
・演習

9.まとめ
・「保守」「改修」対応は将来も増加(JUAS調査より)
・中長期的成果目標を持ち,攻めの「保守」「改修」を目指す


◆参加者の声◆
・保守を体系的に教える講座は少ないが、ほとんどのシステム部門に当てはまるいい内容の講座だった(メーカー)
・積極的な維持保守の大切さ、方法が理解できた(金融)
・講師のたくさんの事例とユーザー部門としてためになる話や、具体的なアドバイスを頂けたのでよかった(電力)
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