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統計手法を活用した見積りの妥当性評価手法(基礎編)【オンラインライブ】 (4122125)

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コスト見積りの妥当性はプロジェクトの成功およびプロジェクトの評価を左右します。しかしながら、コスト見積りに関して体系的な知識を元にこれを実行するということは、あまり行われていなかったというのが日本における見積りの現状です。その理由として、妥当な見積りの作成と評価を行うためには、基礎的な統計や固有技術の知識など幅広い専門性が必要となるためです。本セミナーは、コスト見積りの基本を理解し、ソフトウェアの見積りと妥当性評価の方法について学びます。

日時

2023年2月7日(火) 10:00-17:00ライブ配信

カテゴリー

IS戦略実行マネジメント・プロジェクトマネジメント専門スキル

講師

梶山昌之 氏
(株式会社ワイハット  代表取締役   ITシステム可視化協議会(MCIS) 国際化担当役員)
1981年日本アイ・ビー・エム株式会社の製品保証部門に配属。ATMなどの製品保証を担当。また、ソフトウェア信頼性の研究を行い習熟S字モデルを発表。
2015年株式会社ワイハットを設立。アナリティクスのコンサルティングおよび教育活動に取り組む。
2016年PM学会誌にて「データをビジネスに活用する実践アナリティクス」を連載開始。
2018年PM学会にて「人工知能(AI)と統計モデル研究会」設立。

参加費

JUAS会員/ITC:33,800円 一般:43,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

オンライン配信(指定会場はありません)

対象

◆受講前提条件:統計の基礎的な用語(平均、分散、回帰など)を理解されている方
◆対象:情報システムの開発・保守を担当されるリーダー、プロマネの方 初級

開催形式

講義・個人演習

定員

20名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

特記

・お申込み後マイページより受講票をダウンロードして内容をご確認ください。
・演習や質疑応答でマイクを利用することがあります。ご発言いただける環境にてご参加ください。

ITCA認定時間

6

主な内容

■受講形態
ライブ配信(Zoomミーティング)【セミナーのオンライン受講について 】
■テキスト
開催7日前を目途に発送(お申込時に送付先の入力をお願いします)
※開催7日前から開催前日までにお申込の場合、テキストの送付は開催後になることがあります。ご了承ください。
■開催日までの課題事項
特になし

統計手法を活用した見積りの妥当性評価手法(基礎編)
-ソフトウェアコスト見積りの基礎知識
-見積りの妥当性評価の実践

第1部 ソフトウェアコスト見積りの基礎知識
1.見積りとデータ解析
その見積りの根拠は/衛星の打ち上げコスト予測/データ解析と統計解析/プロジェクト予算の構成要素/アクティビティ・コスト見積り詳細資料

2. コスト評価知識体系(CEBoK)の概要
コスト評価知識体系(CEBoK)とは/コスト見積りの手法/CEプロセスとは

3.CEBoKのソフトウェアコスト見積り
コストドライバ/コスト見積り関係式(CER)/コストドライバ-規模/コストドライバ-複雑性/コストドライバー能力/再利用可能コードの計測-ESLOC

4.プロセス改善と測定プロセスモデル
プロセス改善に必要な3つの評価要素/プロセス改善のサイクル/プロセス改善の関連規格/測定プロセスモデル/データ解析の手順/予測モデルの構築の手順/プロセス実績モデル(PPM)/ベースライン分析/工数予測モデル

5.ソフトウェア規模と生産性の関係
生産性の定義/VBの生産性は高いか/ファンクションポイント(FP)とは/FP生産性とSLOC生産性/FP氷山モデル/生産性が下がっている/データの表現と平均の技術/生産性は規模が大きいほど低下する/生産性の分布/層別とバラツキの関係

第2部 見積りの妥当性評価の実践
1.平均への回帰と見積り
回帰の意味は/ソフトウェアの規模と生産性の関係見積り関係式(CER)/FPと工数の散布図/両対数散布図/生産性区分図と回帰直線/ソフトウェアの規模と生産性の関係

2.重回帰による予測モデル構築
なぜ多変量解析か/なぜ重回帰分析か/単回帰分析から重回帰分析へ/回帰式の良さの評価と変数選択/ダミー変数を用いる見積り/交絡と交互作用/重回帰分析を正しく使用するためには

3.予測モデル構築の実践
実績データが不足している場合は/FP簡易計測値とIFPUG法計測値/開発5工程と組織の局面定義との対応/言語テーブルの活用/生産性区分図と回帰直線/2要因カテゴリー別散布図の活用/生産性要因とモデル化/アプリケーション別散布図と回帰分析/分布パターンの検討と回帰分析適用

4.ベンチマークの読み方と活用
コスト見積りの課題/どの手法を適用すべきか/パラメトリック法による課題解決/利用可能な外部ベンチマークと特徴要求定義完了以前のFP総計値予測/物理機能数の分布/FPの推定/業種と生産性/「JUASソフトウェアメトリックス調査」の知見と活用/「IPA/SECソフトウェア開発データ白書」の読み方と活用/「経済調査会ソフトウェア開発データリポジトリの分析」の特徴と活用

5.見積もりの妥当性評価モデル
生産性は仕事の効率を表すか/FP生産性の特性と問題点/作業効率評価モデル/工数モデルの構築/予測モデルと評価モデル/見積りの妥当性評価モデル/作業効率評価モデルの活用/作業効率評価モデルの考慮点および利点

第3部 まとめと質疑応答

<参加者の声>
・見積もりの妥当性について、コストに影響する要因が少しわかった。
・統計手法の説明となっており、統計手法を改めて確認することが出来た。
・丁寧な統計分析の説明、多くのツールと参考情報の提供、見積工数の妥当性までの手順、全てわかりやすく説明していただいた。
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