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システム開発現場で使える「品質の見える化」と「定量的品質管理」実践法 (4119237)

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本セミナーは、長年、品質問題を抱えていたシステム開発本部組織をSI分野で日本初のCMMレベル5達成に導いた経験を有する講師が担当いたします。定量的データの活用は、統計グラフを作成することに終始してしまいがちですが、本セミナーでは、定量的データを活用して品質向上を実現するコツについてお伝えします。

日時

2019年12月2日(月) 10:00-17:00

カテゴリー

IS戦略実行マネジメント・プロジェクトマネジメント専門スキル

講師

関弘充 氏
(ヒューマン&クオリティ・ラボ 代表、元 富士通(株)人材開発部 シニア・レクチャラ&上級教育士(工学) )
成蹊大学工学部経営工学科を卒業し、富士通(株)入社。品質検査部門、教育訓練部門を経てシステム開発部門において通信・金融・官公庁等のシステム開発マネージメントに関わる(途上、未来工学研究所主任研究員)。近年、品質問題を抱える本部組織の品質改善に従事し(主席部長、品質保証部長)、SI分野で日本初の CMM&CMMI®レベル5を達成、社長賞&最高品質賞を受賞。定年後も続投し、同社人材開発部門において「わくわく」元気塾&品質改善講座を開講。多くのマネージャーおよびリーダ&品質改善プロフェッショナルを育成。2011年、富士通を退職。その後、「人間力醸成」を基盤にした各種セミナー・講演・企業研修・コンサル等、3万人以上の方々への指導を行ってきている。
■著書:「人間重視の品質マネージメント  ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」(SRC):堀田 勝美、関 弘充、宮崎 幸生.
■日刊工業新聞社発行「工場管理」2018年2月号に講師の「人間重視のヒューマンエラー防止法」についての特集記事が掲載. 
(注)CMM:世界的に著名な改善モデル Capability Maturity Model and CMM&CMMI are registered in the U.S. Patent and Trademark Office.

参加費

JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

現場の担当者、プロマネ、幹部社員、品質管理責任者、定量的品質管理に取り組んでいる方、関心のある方など(組み込みソフト系の方も歓迎いたします)。中級

開催形式

講義、グループ演習

定員

30名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

ITCA認定時間

6

主な内容

本セミナーは、長年、品質問題を抱えていたシステム開発本部組織をSI分野で日本初のCMMレベル5達成に導いた経験を有する講師が担当いたします。定量的データの活用は、統計グラフを作成することに終始してしまいがちですが、本セミナーでは、定量的データを活用して品質向上を実現するコツについてお伝えします。

『新たに定量的品質管理を開始されようとしている方』または『定量的品質管理がうまく行っていない方』を想定して、成功させるための基盤である「動機付け法」、「人を動かす仕組考案のコツ」をお伝えし、具体的な実践法として「テンプレート・デザイン法」、「各種統計手法の活用法」等を採り上げ、演習を通じて会得いただける構成にしています。また、講師の実践経験に基づいた「具体的なデザイン事例」や「当時の悩み」「苦労話」等を併せてご紹介させていただき、職場で即、役立つ内容にしたいと考えております。講師は各種企業、大学院、セミナーなどにおいて、約3万人以上の方々への指導を行った経験があります。


■受講後の修得知識:
・「品質の見える化実現方法」とデザイン方法、「定量的品質管理プロセス」、構築のポイントなど。 

■内容                     
第1章 定量的データによる品質の見える化
1.1 人間重視の品質改善
 1. 人間重視の品質改善とヒューマンファクター
 2. 「わくわく」感と人間力醸成の構図 
 3. CMMIにおける定量的品質管理
1.2 人を動かす仕組の考案
 1. 見える化と定量化の違い
 2. 演習1:「見える化と定量的品質管理」
 3. 人を動かす「見える化」のコツ

第2章 プロジェクトを支える定量的品質管理 
 1. 演習2:「何故、品質が良好と言えるのか」
 2. 何故に答える「品質の見える化」
 3. 「見える化」の範囲設定
 4. 人間の特性を考慮した実践上のポイント

第3章 定量的品質管理のためのデザイン・ワークショップ1
3.1 「品質の見える化」の必要性
3.2 定量的データを活用した品質判定
 1. 演習3:「品質判定への動機付け」
 2. 演習4:「品質判定テンプレートのデザイン」
 3. 「第三者検証」と品質判定への「動機付け」事例
 4. 品質判定とテンプレート・デザイン事例

第4章 定量的品質管理のためのデザイン・ワークショップ2
4.1 定量的品質管理の悩み
 1. 定量的品質管理へのステップアップ
 2. 定量的品質管理の悩み 
4.2 悩みN1:「どのように目標値を決めるか」
 1. 「どのように目標値を決めるか」
 2. 「目標値」を保有させる施策の事例
4.3 悩みN2:「どのように動機づけするか」
4.4 悩みN3:「定量的品質管理の仕組」
 1. 「どのように定量的品質管理を行うか」
 2. 定量的データによる品質の「見える化」
 3. 「定量的品質管理」と「品質の見える化」事例
 4. 統計データを活用した品質の「見える化」
 5. 「定量的品質管理」体系デザイン事例

第5章 定量的品質管理と統計手法の活用
5.1 統計データの種類と留意点
5.2 統計的手法の種類
 1. パレート図の例
 2. 散布図の例(全体工期と全体工数の関係)
 3. 演習4:「統計データの分析(散布図)」
 4. 演習5:「統計データの分析(四分位数)」
 5. 演習6:「統計データの分析(箱ひげ図)」
 6. ゾーン分析&時系列グラフの例

第6章 定量的品質管理と品質カルチャー

第7章 まとめ(「定量的品質管理のポイント」、「何から開始したらよいか」等)
(注)演習を交えて実体験いただき、理解の促進に努めます。
 
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