良い結果を出しているプロジェクトでは、極めて自然にこの「交換」が進んでいます。プロジェクトがうまく行っていない時は、PMとステークホルダーの間の「交換」がどこかで滞っていることが多いのです。当講演を通じて、現場のPMのみなさんが目的を達成するために、ステークホルダーの「期待を表現」し、「戦略を検討」し、「交換の促進に注力する」ことの大切さを感じとっていただきたいと思います。
主な内容
■受講形態
ライブ配信(Zoomミーティング)
【セミナーのオンライン受講について 】
■テキスト
開催7日前を目途にマイページ掲載
■開催日までの課題事項
特になし
◆プロマネ必見!ステークホルダーを動かす戦術!◆
権力を使わず人を動かし、満足度を上げる 「ステークホルダーマネジメント 実践」
◆本講座の特徴◆
1.ステークホルダーマネジメントの重要性を理解し影響力の法則により満足度を上げるノウハウを収得できる
2.ケーススタディから実践で使えるノウハウの体験ができる
◆趣旨◆
ITプロジェクトは、ステークホルダー・マネジメントが以前に増して難しくなってきています。
理由は、大きく2点に集約されます。
1.クラウド技術の進展などから、システムの共同利用が容易になり、グループ企業や海外拠点を巻き込むプロジェクトが増加し、プロジェクトを取り巻くステークホルダーが広がった。
その中でも、無関心なステークホルダーの参加意識を高めることが、プロジェクトの成功にとって不可欠となりつつある。
2.経営からシステム部門に最も強く求められているのが、戦略、ビジネス、ITの一体化であり、業務改善から、抜本的な業務改革への踏み込んだプロジェクトが増えてきている事実がある。(JUAS統計参照)
そうしたプロジェクトでは、抜本的であるが故に、ステークホルダーに抵抗感が生まれやすい。
ステークホルダーの利害が衝突する中で、プロジェクトマネジャー(以降PMと呼ぶ)が、自ら、積極的に協力者を増やす取り組みが不可欠となりつつある。
ステークホルダーに対して効果的に働きかけ、うまく味方につけたPMは、プロジェクトの多くを成功に導いています。 では、ステークホルダーを味方につけるとはどういうことでしょうか?
それは 「PMとステークホルダーの間で、プロジェクト遂行に必要な資源、情報をはじめ権限、責任に至るまでが円滑に交換されていること」と考えられます。
つまり、ステークホルダーの満足度を上げることが成功の秘訣であり、更には攻めの投資を生むことに繋がるのです。
良い結果を出しているプロジェクトでは、極めて自然にこの「交換」が進んでいます。プロジェクトがうまく行っていない時は、PMとステークホルダーの間の「交換」がどこかで滞っていることが多いのです。
当講演を通じて、現場のプロジェクト・マネジャーのみなさんが目的を達成するために、ステークホルダーの「期待を表現」し、「戦略を検討」し、「交換の促進に注力する」ことの大切さを感じとっていただきたいと思います。
現在、PMとして活躍されている方、PMを支援する上位管理者の方、情報システム部門管理者やコンサルティング営業の方など必見の講座です。
ご自宅からでもオフィスからでも、ぜひ、実りある参加型オンライン研修にご参加ください!
◇内容
第1章 時代の変化を読む
1.1 膨張するステークホルダー
1.2 膨張するステークホルダーにどう備えるか?
1.3 いまマネジャー職に危機が迫っている
1.4 マネジャーの役割が時代遅れになるリスク
1.5 マネジャーの仕事を変えた4つの大きな波
第2章 影響力を発揮する科学的裏付け
2.1 影響力の6つの種類(返報性とは)
2.2 カレンシーの法則とは
演習
第3章 ステークホルダーマネジメントとは
第4章 ステークホルダーの特定
4.1 ステークホルダーの識別
4.2 ステークホルダーの分析
第5章 ステークホルダーの管理
5.1 ステークホルダーの管理とは
5.2 管理のためのテクニック
5.3 変革プロジェクトで影響力を発揮する
第6章 実践演習(オンライン演習)
「権限が使えぬPMのあなたは、どう難局を乗り切るか?」
演習1:ステークホルダーを特定する
演習2:「賛否」「関心度」「影響度」を評価する
演習3:ステークホルダーを分類する
演習4:重要なステークホルダーを見極める
演習5:マネジメント戦略を立案する
カレンシーの交換を行う
演習6:状況の変化に対して、再度、マネジメント戦略を見直す
カレンシーの交換を行う
第7章 カレンシーで影響力を発揮するには?
7.1 ビジョンの重要性
7.2 建設的な緊張感を持つ
7.3 中核となる人物を見つける
7.4 なじみのない重要な関係者に影響を及ぼすとき
7.5 あなたは何を提供できるのか
7.6 上司を動かす4つの方法
7.7 部下との関係で留意すべき事項
7.8 「権力」を使いこなすには?
7.9 「権力」と「権威」の違いは?
7.10 相手との関係を見極め、信頼関係を深める
7.11 価値の交換戦略を練ろう
振返り
・上意下達のマネジメントが機能しなくなった
・権限を持たず影響力を及ぼす方法論の獲得
┌▼過去参加者の声▼────────────────────────────┐
│・講義と実践を通し、ステークホルダーマネジメントの重要性がよくわかった。
│・カレンシーの交換、社会心理から見た影響力の使い方について、
│ 効果があると思うので実践していきたい。
│・講師のお話が非常にわかりやすく、時間が短く感じられた。現場で活かしていきたい。
└─────────────────────────────────────┘
※PMP資格取得者の方へPDU取得修了書、これからPMP資格を目指す方には、 「受講証明書」を発行いたします。(Power Skills 8PDU)