「仕様が漏れない要求仕様」をどのような点を注意して書いていったらいいのか、USDMの仕様が漏れないメカニズムを理解し、USDMの具体的な表記法はもちろん、要求を仕様化する際の考え方、注意すべき点、活用事例など、講義と演習を交えた講座をご用意させていただきました。
主な内容
■受講形態
ライブ配信(Zoomミーティング)
【セミナーのオンライン受講について 】
■テキスト
開催7日前を目途にマイページ掲載
■開催日までの課題事項
特になし
◆本講座の特徴◆
1.仕様の抜け漏れのない要求仕様書を作成できるUSDMの表記法を学べる!
2.開発現場で活用できるUSDMの具体的な仕様化テクニックを学べる!
3.USDMの書き方を講義、事例、演習を通して深く学べる!
USDMの効果
・ システム成功の鍵である「漏れのない要求仕様」が書ける
・ 様々な業界で活用でき、システム開発を成功に導くことができる
・ 品質改善、リスク管理見積もり等、様々な問題解決に活用できる
◆趣旨◆
プロジェクトの成功の秘訣は、要求仕様書の明確化にあることは、各種の調査結果で報告されています。
しかし「何をどのように書けば良いのか」を具体的に記述したガイドは ほとんどありません。
今回ご紹介するUSDM(Universal Specification Describing Manner)は、要求と仕様を階層構造で表現する
ことにより仕様の抜け漏れを防止できる仕様化技術です。要求からソースコードへのトレーサビリティを
確保するように仕様化しますので、USDMで作成した要求仕様書は後工程の設計だけでなくプロジェクトの全ての
プロセスで活用できます。
USDMは次のような特徴を持っています。
1. 「要求」と「仕様」を使い分け、それらを階層化することにより構造的に仕様漏れが起きにくい。
2. 要求には必ず理由をつけるので要求がなぜ必要か明確になり、レビューしやすく、必要な仕様に気づきやすい。
3. 要求が仕様書、設計書にどのように展開されたのかが系統的にフォローでき、機能のトレーサビリティが確保できる。
今回は、「仕様が漏れない要求仕様」をどのような点を注意して書いていったらいいのか、
USDMの仕様が漏れないメカニズムを理解し、USDMの具体的な表記法はもちろん、要求を仕様化する際の考え方、
注意すべき点、活用事例など、講義と演習を交えた講座をご用意させていただきました。
世の中にあふれる「要求仕様書の書き方」講座とは一味違う、充実の講座です。
ぜひご参加ご検討ください。
◆過去参加者の声◆
・業務で今後要求仕様書の作成が必要となる中、要求を仕様化する技術を学ぶことができたことで、現状の要求仕様書の問題点を理解できた。
・表記構造の問題を改善する手法を習得できたことは、抜け漏れの無い要求仕様書作成に大いに生かせると感じた。
・講義だけだとオンラインでは厳しいものがあるが、ワークが多く、メリハリがあって腹落ちした。
・今まで経験則で何となく身についていた知識が体系化されて再整理できた。
◆内容・スケジュール◆
第1章: 仕様化の課題
システム開発のトラブルの原因である要求定義の課題を明らかにし、USDMで何が解決できるのかを説明します。
第2章: 要求定義におけるUSDM
要求定義で使用する用語・プロセスを REBOK(要求工学知識体系)に基づいて解説し、USDMの要求定義における適用範囲を説明します。
第3章: USDMの基礎
USDMの「要求仕様書」の考え方と表記法の基本を説明し、USDMを使用するとなぜ仕様の抜け漏れが防げるのかを理解します。
第4章: USDMの書き方
USDMの「要求表現」「仕様化」を機能要求について実践的な仕様化演習を通して身につけます。
仕様化のテクニックも紹介します。
第5章: 画面仕様への適用
システム開発における画面仕様もUSDMで表現できます。機能要求と同じ考え方で抜け漏れのない画面仕様の作成方法を解説します。
第6章: 品質要求の表現
機能に付随する品質要求とは異なる視点が必要な「作り方の品質要求」(保守性など)を表現する考え方、表記法について説明します。
第7章: USDMの活用事例
実際の開発プロジェクトにおけるUSDMの適用事例を紹介します。
※ ミニ演習を実施し、理解度を確認しながら進めていきます。