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ソフトウェア開発の品質評価と品質管理の考え方 (4119094)

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ソフトウェア開発の品質評価と品質管理の考え方-品質評価の視点と演習による習得-

本セミナーでは一般的な「品質」の定義から始め、ソフトウェアの品質とは何か、どのような視点で品質を管理し評価していくことが必要であるのかを説明いたします。その後、プログラム品質評価の考え方として、品質基準とする各要素の考え方および品質の変動状況の捉え方について演習を交えて習得していただきます。その考えを元に計画時点で検討すべき事項を解説いたします。特に品質基準の要素としては、チェックリスト(テストケース)件数と不良(バグ)件数以外に必要な観点について紹介します。

日時

2019年11月26日(火) 10:00-18:00

カテゴリー

IS戦略実行マネジメント・プロジェクトマネジメント専門スキル

講師

木村利昭 氏
(株式会社日立製作所 プロジェクトマネジメント統轄本部 )

参加費

JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

IS部門・システム子会社・SI会社等で、ソフトウェアの品質管理/品質向上を体系的に学びたい方 中級

開催形式

講義、グループ演習

定員

24名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

ITCA認定時間

7

主な内容

<<参加者の声>>
・テスト時の品質評価の考え方の基本を整理するとともに、さらなる方法論を学ぶことができた(鉄道・運輸業)
・知識がない人にも分かりやすい説明だった(情報システム業)
・評価者として評価の観点を確立する必要があったが、それの助けになると思う(金融業)


ソフトウェア品質の評価にはどのような視点が必要なのでしょうか。最も使われる評価指標としては設計書やプログラムの不具合の件数だけでとらえることだけでも不十分です。ソフトウェアの品質はシュシュの要素から評価をし、さらに変動をとらえていくことが必要です。しかし、それを全てにおいて実施していくことも作業効率からは好ましくありません。

本セミナーでは一般的な「品質」の定義から始め、ソフトウェアの品質とは何か、どのような視点で品質を管理し評価していくことが必要であるのかを説明します。その後、プログラム品質評価の考え方として、品質基準とする各要素の考え方および品質の変動状況の捉え方について演習を交えて習得していただきます。その考えを元に計画時点で検討すべき事項を解説します。特に品質基準の要素としては、チェックリスト(テストケース)件数と不良(バグ)件数以外に必要な観点について紹介します。



◆主な研修内容:

研修目的
1 「ソフトウェアの品質」についての理解を深める。
2 「ソフトウェアの品質」を向上させるための方法を理解する。

第1部 ソフトウェアの品質管理の考え方
1 ソフトウェア品質とは
  ・品質とは 
  ・ソフトウェアの品質管理とは
2 ソフトウェアの品質向上の考え方
  ・PDCAサイクルを回す
  ・初期段階で計画を評価する
3 ソフトウェアの品質管理に必要な要素
  ・ソフトウェア品質計画の立案
  ・テスト計画の考え方について
  ・レビュー品質について
  チェックリスト評価基準とバグ件数の評価基準

第2部 ソフトウェアの品質管理と評価
1 ソフトウェア品質を見ていく視点
  ・プロジェクトは唯一無二であり、人間で構成されている
  ・プロジェクトの目標を焦点に考える
2 チェックリスト(テストケースリスト)作成の考え方
  ・チェックリスト作成と各設計工程の関連
  ・再利用可能なチェックリストを意識せよ
  ・チェックリスト作成における留意事項
  -チェック項目設定レベルと記述レベル
  -チェックリストの作成は、どの工程で行うべきか
  -チェック観点の網羅性のために
3 ソフトウェア品質評価の考え方
  ・評価視点の持ち方
  -チェックリスト密度と不良件数密度による評価
  -プログラムの特徴・特性・重要性からの評価  
  -相対評価から傾向を評価する
  ・工程別の評価の変動を意識する
4 プログラム改修時の品質評価
  ・数値だけで評価できないプログラム改修品質
  ・デグレードはなぜ起きる
5 総合的な品質評価の考え方と留意点
   ・バグ0件は品質が良いのか
  ・工程途中の品質評価とフィードバック
6 まとめ
  ・最初に仮説を立てることが重要
  ・ツールによる効率化やチェックリスト適用の利点と欠点

<品質評価演習>
プログラムに関する各種データ(規模、工程別のテスト結果等)を見て、品質が保持されているのかどうかをグループディスカッションで評価します。
評価では、「懸念」が残るプログラムを選定して、その理由および品質評価をさらに行なうために確認すべき事項を整理します。
 

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