システムテストの進め方
~一括委託先からの受け入れの際の妥当性確認の進め方を知り、リリース直前の失速を回避する
~テストケースの洗い出し・リリース判定の技法解説と演習
リリース直前に実施する一連のテストで特に難しいのが、網羅性と重要性のバランス取りです。これは「上流工程でユーザが提示する要件は、構造的に分解して可視化することが難しい」「テスト工程の後半(システムテストやリリース判定)に至るまで、上流工程の要件を正確に継承することが困難である 」といった、システムテスト~リリース段階固有の難しさがあるからです。本講座は、ポイントを4つに絞り、受入テストの実践的な方法を解説いたします。
日時 |
2020年3月5日(木) 10:00-18:00 |
|
---|---|---|
カテゴリー |
IS導入(構築)・IS保守専門スキル |
|
講師 |
三輪一郎 氏 |
|
参加費 |
JUAS会員/ITC:33,000円 一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】 |
|
会場 |
||
対象 |
情報システムの実務経験が概ね3年以上ある方。中級 |
|
開催形式 |
講義、グループ演習 |
|
定員 |
無制限 |
|
取得ポイント |
※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント) |
|
ITCA認定時間 |
6 | |
|
リリース直前に実施する一連のテストで特に難しいのが、網羅性と重要性のバランス取りです。
これは、
・上流工程でユーザが提示する要件は、構造的に分解して可視化することが難しい
・テスト工程の後半(システムテストやリリース判定)に至るまで、上流工程の要件を
正確に継承することが困難である
といった、“システムテスト~リリース段階固有の難しさ”があるからです。
リリース直前には、委託した成果物の受領に伴う受入テストやその品質判定など、間接的にテストを行う難しさにも直面します。
本講座は、以下のポイントを中心に、“システムテスト”の実践的な方法を解説いたします。
・テストを含めた、総合的な「ソフトウェア品質管理」の考え方とポイント
・要件の重要性を判定するための“QFD手法”と、その適用事例
・V&V:検証(Verification)と妥当性確認(Validation)の考え方と適用方法
・設計成果物から、網羅性を考慮してシステムテスト・ケースを導く方法
<<内容>>
1.品質管理とQFD手法
・品質管理活動の全体像
・重点品質保証を行うための“QFD手法”
・QFDの作成方法
●演習①:QFD2の作成
2.テストの原理と基本的な考え方
・テストの原理
・受入テスト(一括委託の場合)
・テストの手法:V&Vの考え方と適用
・システムテストの位置づけ
・ユーザ実証テストの考え方
・テスト・ケースの導き方
●演習②:テストパターンの洗い出し
-テスト・パターンの洗い出し
-重点テスト・ケースの洗い出し
-テストスケジュールへの展開
3.テスト結果分析とリリース判定
・テスト結果分析の観点
・要件充足度の判定/運営品質の判定
●演習③:リリース判定
まとめ
◆事前学習
事前に演習対象システムの設計書を書面でお送りします。
研修当日までにお読みになって、お持ちください。