プロジェクトを成功に導くためには、発注者が明確な発注仕様を提示することが必要です。本セミナーでは、ケーススタディを通して具体的、かつ実践的なノウハウを習得します。また、数多くのプロジェクトマネジメントを手がけた講師より、失敗・成功事例も数多くご紹介します。
主な内容
■受講形態
会場のみ(オンラインなし)
【Co-lab-po(2 階会議室)施設利用にあたっての取り組み】
■テキスト
当日配布
■開催日までの課題事項
特になし
JUAS「企業IT動向調査報告書」によれば、ユーザー企業でDX推進できている企業は4社に1社です。
このビジネス変化に伴い、企業には変化に迅速に対応できる複雑・高度なシステム構築とそのプロジェクトマネジメント力が重要となっています。
プロジェクトを成功に導くためには、発注者が明確な発注仕様を提示することが必要です。
さらにベンダー・コントロールについての知識と、マネジメント技術を体得する必要があります。
一方、ICD(iコンピテンシディクショナリ)でも、ITベンダー企業への発注時に必要なスキルとして「調達・委託先の選定」が定義されています。
今回のゴールは以下のとおりです。
(1)PMBOK(R) ガイド準拠のプロジェクト調達マネジメント・アプローチを習得する。
(2)RFP作成のポイントを習得できる。
(3)システム開発において考慮すべきITベンダー・コントロールのポイントを学ぶ。
(4)トラブル事例により、問題点の整理と対策のポイントを習得できる。
本セミナーでは、ケーススタディを通して具体的、かつ実践的なノウハウを習得します。また、数多くのプロジェクトマネジメントを手がけた講師より、失敗・成功事例も数多くご紹介します。
現在プロジェクト・マネージャーとして活躍されている方、情報システム部門(企画・提案・見積・開発・運用・保守)管理者、発注担当の方に必見の講座です。
<<受講者の声>>
・現在抱えるIT調達課題に対して多数の解決策のヒントを得ることができた。また別途テンプレートを提供いただけるのも大変ありがたい。
・購買担当者にも役立つ内容でためになった。特にRFP作成(内容チェックする立場)、契約書(基本契約締結する立場)の知識についてためになった。
・講師の具体的な事例をおりまぜ、わかりやすいお話でした。
・発注者目線での内容でとてもわかりやすかった。社内に展開し、SEの発注能力向上に努めたいと思う。
・他社事例など世の中で起こっている状況等理解できた。ベンダーとの関わり方を再考するきっかけとなった。
◆本講座で取り上げる事項:
・PMBOK(R)ガイドにおける調達マネジメントのプロセス
・プロジェクト・マネジャーの役割
・RFP(提案依頼書)の目次例
・ITベンダー認定基準(例)
・ICDにおけるRFP作成の位置付け
・ユーザー主導による調達
・RFPの例と作成のコツ
・請負と委任(民法)の区別
・契約業務の視点
・管理面で留意すべきポイント
・リスクへの備え
・失敗事例を通じて、業者の選択、契約及び作業開始前の取り決め、進捗管理、業者とうまく付き合うには
◆内容 ※内容は変更する場合がございます。
1.調達マネジメントの位置付け
(1)調達マネジメントのプロセス
(2)調達マネジメントのポイント
(3)調達契約の主な形態
2.ITベンダー・コントロールの仕組み
(1)ソフトウェア請負業務の流れ
(2)見積りの取得
(3)受入検査
(4)ITベンダー・コントロールの仕組み
3.発注者に求められるスキルとは
提案依頼から検収までの必要スキル。
4.調達マネジメントの計画
(1)発注者の明確な仕様決め
ITシステム構築に関するRFPの実態と改善について。
(2)契約タイプの選択
主な契約形態、ITベンダー委託によるリスク考慮について。
5.調達の実行
(1)発注先選定
選定までのプロセス、発注先選定の評価基準(例)、作業担当者のスキルチェック、について。
(2)契約
モデル契約書、ソフトウェア開発契約の留意点について。
6.調達のコントロール
(1)契約管理
(2)パフォーマンス・レビュー
(3)演習問題
(4)調達終結
成果物の検収を行い、契約における未了事項を解決し、納入者との契約を完了する。
7.ITベンダー管理におけるリスク
(1)想定されるリスク
(2)重点留意事項
8.ケーススタディ(ITベンダー・コントロール・トラブル)
ITベンダー・コントロールのトラブルを取り上げ、発注者の問題点と発注担当者としての再発防止の対策をグループ討議し、実務に応用していただきます。
※PMP資格取得者の方へPDU取得修了書、これからPMP資格を目指す方には、受講証明書」を発行いたします。
7PDU取得(スキルエリア:Ways of Working)