<<受講者の声>>
●<上野氏講演>保守の問題について広い視点で捉えた上で個々の概要(考え方)を聞くことができた。
見積りを起点にした生産性把握と向上への取り組みは大変参考になった。
●<小山氏講演>同じ製造業でITの環境や課題も似ている中で、組織と意識の変革に着手して
実績を出されており、大変刺激を受けた。マネできるところから見習いたい。
●<高畠氏講演>自社のエンハンス作業者にもぜひ聞かせたい内容だと思いました。
保守作業車へのエールと感じました。
●講義だけでなく、事例がリアルで説得力があった。
●資料・話の内容がシンプルでわかりやすかった。具体的なツールがあり、取り組みやすい内容であった。
●具体的な事例を聞けて、参考になりました。エンハンスの手法を取り入れ、
保守を前向きに取り組んでいけると思いました。
●我々が抱えている問題に当てはめることができ、これから何をすべきかが見えてきました。
●見積手法や影響調査ツールなど保守業務効率化への気づき・ヒントがあった。
●エンハンス業務への意識、重要性を再認識した。
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多くの産業では情報システム開発は再構築を含めても減少傾向となっています。ビジネスの環境変化に適応してビジネスを変革していくためのシステム面での対応は、ソフトウェアエンハンス(保守)が担わなければならないのです。
しかし、その「担い手」は、後ろ向きの保守対応に手一杯で、前向きのビジネス強化対応まではとても手が回らない状況です。この状態では、日本産業の国際競争力強化の足を引っ張る結果となりかねません。
情報システム活用がビジネスを強化している例をご存じでしょうか?
先ずは後ろ向きの保守業務は生産性を高めて半減し、投入工数を減らします。そうして浮いた工数を前向きのビジネス強化に投入するのです。
どのように現状の保守工数を半減させるのかを本講座で学んでいきます。
<<内容>> ※内容は諸般の事情により変更となる場合があります。
第1部 <基本解説の部>
エンハンス業務の改善の必要性が認識されだしてからずい分年月が経ちます。最近は、当セミナーでも改善に取り組みだしている企業の方の参加が増えています。
エンハンス業務は、巨大な「岩盤」で一筋縄では明りが見えてきません。そこで、ここ数年この業務の改善・改革に精力的に取り組んできました講師が、「岩盤」の現状とそれを打ち砕くための課題について、最近の知見に基づき解説・問題提起を行います。
第2部 <事例研究の部>
個々の対策実施内容だけではなく、どのように改善を進めたかについての事例をご研究いただきます。
ニコンシステムは3年でエンハンスコストを半減した驚異的な事例であり、野村総合研究所は現場重視のボトムアップ方式で全社的に改善を推進し、大きな成果を実現した事例です。
<<詳細プログラム>>
第1部<基本解説の部> 10:00~13:50(途中、お昼休み1h)
「エンハンス(ソフトウェア保守)業務改善・改革の課題と解決方向」
講師:システム企画研修株式会社 代表取締役 上野 則男氏
1.ソフトウェアエンハンス業務の現状
・これだけ重要な業務の改善が進まない状況・原因、など数値に基づき解説。
2.改善を進めるための基本課題と解決方向
(1)現状の問題点(関係者が当事者意識を持っていない、改善ノウハウが不明、など)
(2)解決の基本方向
3.革新的エンハンス業務実施手法開発事例と普及対策
(1)革新的方式の開発経緯
・停滞している業務の現状に対して、「それではいけない」と立ち上がった概況をご報告。
(2)新手法による工数削減効果の期待と対策
・新手法は現状方式比で工数半減を狙っている。
・エンハンス業務工数増大の3大要因は。手戻り・手直し、テスト、障害対応
・これに対してどういう対策をとったか。
(3)開発した革新的手法の概要
・主要な手法の改善方向を示します。
(4)普及の壁――現場の変わりたくない症候群
・素晴らしい方式のはずなのに簡単には受け入れられない現状。
(5)その壁をどうやって突破するか
・二つの解決策を解説します。
第2部<事例研究の部>
ソフトウェア保守業務の改善に取り組み、大きな成果を上げられた事例をご発表いただきます。
事例1 「日本の製造業における改善手法をシステム保守の業務改善に流用。3年でコストを半減」 14:00~15:30
-保守業務構造分析と「見える化」ならびに便利TOOL群の整備
講師:ニコンシステム株式会社 エンタープライズソリューション事業本部 本部長 小山 勝氏
事例2 「野村総合研究所におけるエンハンス業務革新の進め方」 15:40~17:10
-200チームの全体を巻き込む自律的改善活動で目覚ましい成果実現
講師:株式会社野村総合研究所 生産革新企画部 上席
生産革新企画グループ マネージャー 高畠 一朗氏
全体質疑・意見交換(含:アンケートご記入) 17:00~17:30