多数のプロジェクトで成功の実績のある「派生開発プロセスXDDP」を講義と演習を交えて学ぶ講座をご用意させて頂きました。日頃、派生開発に取り組まれているプロジェクトマネージャーの方、派生開発に苦労されている管理者、担当者の方には必見の内容です。
主な内容
■受講形態
ライブ配信(Zoomミーティング)
【セミナーのオンライン受講について 】
■テキスト
開催7日前を目途にマイページ掲載
◆本講座の特徴◆
1. システムの保守・改良に対応した派生開発プロセス(XDDP)を学べる!
2. 派生開発の要求仕様書の考え方、書き方、仕様化テクニックを学べる!
3. XDDPのプロセス、成果物を講義、事例、演習を通して深く学べる!
XDDPの効果
・ 抜け漏れのないシステムの保守・改良が可能となり品質が向上する
・ システム開発の生産性が改善し、従来に比べ開発期間が短くなる
・ 現場で工夫できるポイントが明確になり、競争力をより高めることができる
◆趣旨◆
今回ご紹介するXDDPは、ソフトウェア開発の約9割を占める派生開発に有効なプロセスです。
これまで派生開発は新規開発のプロセスで対応してきましたが、それでは十分な結果を得ることはできません。
派生開発と新規開発では目的が全く異なりますので、同じプロセスでの対応には無理があるのです。
2025年の崖で象徴される“DX”(デジタル・トランスフォーメーション)の課題であるレガシーシステムについても同様です。
レガシーシステムの刷新(改修・保守)は派生開発そのものであり、従来の方法では対応に限界があります。
XDDPはデグレードを起こすことなく既存のシステムへの機能の追加・変更・削除を実現するばかりでなく、
派生開発に適したプロセスにより開発効率も改善します。DXで既存システムの開発にXDDPを適用すれば、
技術負債にかかる時間を最低限におさえ、そこで捻出したリソースをデジタル変革に対応するシステム構築に
割り当てることができます。
まさにXDDPは、DXやIoTを背景とするシステムモダナイゼーションに必須の「機敏」で「精度」の高い派生開発を
提供できるプロセス技術なのです。
今回は、多数のプロジェクトで成功の実績のある「派生開発プロセスXDDP」を講義と演習を交えて学ぶ講座を
ご用意させて頂きました。日頃、派生開発に取り組まれているプロジェクトマネージャーの方、
派生開発に苦労されている管理者、担当者の方には必見の内容です!
「XDDP」で使用する要求仕様書は、USDMを使って記述します。
USDM詳細については、「USDMによる仕様化入門~抜け漏れのない要求仕様書の作成~」をご参照ください。
◆内容・スケジュール◆
第1章: 派生開発とは何か?
開発の現状を踏まえ、保守開発と比較して「派生開発」について説明します。
第2章: 派生開発の特徴と課題
派生開発の開発上の特性を理解し、現場で実際に起きている問題を把握して派生開発の具体的な課題を整理します。
第3章: XDDPの基本
XDDPの派生開発における合理性を説明し、従来の開発手法との違いを明確にした上でXDDPを構成する2つのプロセス(追加/変更)を解説します。
第4章: 追加のプロセス
追加のプロセスは、新規開発に準拠した機能追加のプロセスです。XDDPにおける追加のプロセスの特徴を解説します。
第5章: 変更のプロセス
変更のプロセスは、既存のシステムの変更のプロセスです。変更に着目した成果物(変更要求仕様書、TM(*)、変更設計書)を作成し、変更の抜け漏れを防ぎます。変更プロセスとその成果物について解説します。
TM(*): トレーサビリティ・マトリクス
第6章: 実装、テスト、公式文書の作成
ソースコード変更の進め方、派生開発のテスト、構成管理の対象となる公式文書の作成について説明します。
第7章: 取り組み時の注意
スペックアウトの進め方とXDDP導入に関する注意点を説明します。
第8章: XDDPの成功事例
実際の開発プロジェクトに適用したXDDPの成功事例を紹介します。
※ ミニ演習を実施し、理解度を確認しながら進めていきます。
◆特記◆
エクセルが使用できるパソコンにてご参加ください。